宝塚暮らしニュース 2016.06.25 UpDate

SATURDAY JUNE 2016

(コラム)イギリスのEU離脱に見る民主主義の弱さと怖さ

こんにちは、三原です。

昨日、本日と、テレビでニュースを見ればどのチャンネルも「イギリスのEU離脱」のコトばかり。
このことが及ぼす世界経済への影響の大きさは予想に難しく、今後の舵取り次第ではどんでもないことになりかねない爆弾です。

今後についてはテレビでも沢山のコメンテーターが語っているようですが、そもそもなんでこんなことになっちゃったんでしょうね。
一番の問題なのは「難民受け入れ」の問題のようですが・・・

元々EUが誕生した背景は「ヨーロッパに平和をもたらすため」でした。大昔よりヨーロッパには沢山の民族・国家があり、絶え間なくどこかで戦争が繰り返されていました。第2次世界大戦後、二度と戦争を起こさぬように、又台頭してくるアジア諸国や大国アメリカと経済で渡り歩いていけるようにとヨーロッパ諸国が一致団結したわけです。その思想はまさに平和主義・人道主義であり理想的な民主主義のカタチでした。
そして、それを具現化するように「関税の無い自由経済」や「統一通貨」、「渡航の自由化(パスポート不要の自由渡航)」といった施策がとられました。
一見すると素晴らしいことですが、それぞれの国での事情も違えば貧富の差もありますので決して一筋縄ではいきません。
簡単に言いますと、裕福な国は貧しい国を救済することになり、また人々も裕福な国に移り住み、良くも悪くもヨーロッパには貧しい人々が集まり始めたわけです。

そして、今回のイギリスのEU離脱の導火線となった出来事は「アラブの春」と呼ばれる非武装の自由民主主義運動でした。
皆さんも一度は聞いたことがあるのではないかと思います。
2011年に始まったこの運動は、当時、絶対的な独裁政権だったアラブ諸国に次々と民主主義の風を吹き込む一大革命でした。日本で言う明治維新に近いものでしょうか・・・
しかし、順調に行くかに見えたこの運動も中東諸国で広まっていくにつれて、一方的な新風から紛争にカタチを変え、ついには長期的な内戦を生み出す結果となってしまいました。それが「シリア内戦」です。
5年が過ぎた現在では、まさに終わりの見えない泥沼となり、多くの死者と多くの難民を生む結果となりました。
より安全と平和と自由を求めて、シリアの人々はヨーロッパを目指しました。
これこそが、今まさにイギリスとヨーロッパEU諸国の首を絞めている難民問題なんです。

平和を求めて力を合わせたヨーロッパが、自由と民主主義のために立ち上がった人々の手によって、その足元をぐらつかされている・・・

なんとなく皮肉な世の中です。

昨日の国民投票では、EU離脱派が僅差で勝利となりました。
聞くところによると、経済の中心であるロンドンでは残留派が勝ち、それ以外の都市では離脱派は勝ったとのこと。
富裕層やビジネスマンにとっては残留で、そうでない人々にとっては離脱って事なんでしょうね。難民を受け入れることでよりたくさんの税金が難民救済に使われ、難民がその国で職に就くことで就職口も奪われるため、雇用先の少ない、所得の少ない地方ではあまり印象が良くないのでしょう。
なんか、今の日本でも似たような問題がありますよね。大阪都構想の国民投票の時もこんな感じでしたよね・・・
大阪市内でも北区や中央区といったビジネス街では都構想賛成、そして現役世代の人々は賛成。でもそれ以外の地区や退職世代の方、低所得者の方々は反対・・

まー何はともあれ不景気な世の中がこれ以上にならぬように思う今日この頃です・・
では今日はこの辺ですm(_ _)m
ページトップへ
お問合せはこちら